町田　史隆（まちだ ふみたか）
慶應義塾大学法学部卒　ハーバード大学研究員課程修了
国際協力銀行(JBIC)  ロンドン駐在、シンガポール駐在、自由民主党政務調査会（国際競争力調査会）事務局、内閣官房国家戦略室、アジア大洋州地域統括事務所(シンガポール)首席駐在員等を歴任。2016年よりAseanPlus ConsultingのCEOに就任。ASEAN各国政府や日本政府・政府機関などへのアドバイザリー業務に従事。

内閣官房国家戦略室では、パッケージ型インフラ海外展開関係大臣会合(現経済協力インフラ戦略会議)を主宰するなど、日本政府の対外経済政策を担当。
ASEAN、APEC、G20などの外部委員メンバーとして活動するほか、日本経済新聞「経済教室」寄稿など、多数寄稿・講演実績あり。

6億人強そして相対的に若い人口を持つASEAN地域は、中流階級が急速に膨らみ、都市化も60%に拡大していく見込みで、まだまだこれからも大いに成長していく地域です。

持続性、包容性、創造性のある、そして環境に優しい域内経済成長を達成するため、少なくとも毎年8,000億ドルと膨大なインフラへの投資が必要です。その上、ハードインフラのみではなく、ソフトインフラへの投資も不可欠となっています。

このため、今まで蓄積してきた日本の技術、ノウハウ、システム、特に生産技術と生産性向上、環境技術、ロボテック科学、先端医薬医療や、ハイテク農水産と食品製造関連の技術・ノウハウは、ASEAN地域の発展に貢献できると信じます。

また、既に単一マーケットに移行したASEANでは、政府政策と企業の地域展開において新しい局面を迎えつつあり、地域ベースでのコラボレーション政策と新たな構想が求められています。

これらのニーズに答えられるよう、政府政策と企業の地域展開の両面への支援を通じて、ASEAN・日本におけるネットワークをフルに活用して、健全な地域発展に役立ちたいと思います。

Ambassador TENG Theng Dar（テン・テンダー大使）
1979年早稲田大学商学部卒業後、花王株式会社に入社。本社勤務後、マレーシア、フィリピン、インドネシア等の東南アジアの拠点責任者を務めた後、豪州の食品メーカーのCEO、シンガポール飲食マネジメント上場企業のCEOなどを歴任。2008年から2011年まで、日本の経団連に相当するSingapore Business Federation（SBF）のCEOに就任。

現在、オマーン国(非常勤)シンガポール共和国大使。APECビジネス諮問委員会（シンガポールがAPEC議長国の2009年は同委員会議長、翌2010年は副議長を歴任）、ASEAN Japanビジネス諮問委員会等の委員を兼任し、シンガポール内外の政財界に幅広いネットワークを持つ。